■読み物の書き込み
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2014年04月30日(水) 
一般的信頼と情報依存的信頼

 「SNSは信頼できるか?」と問いかけると、どのような回答が返ってくるだろう。この設問には「SNSという場の信頼性」と「コミュニケーションする相手の信頼性」というふたつの回答肢が混在している。すでによく知っている仲であれば、相手の信頼性が場によって受ける影響は小さいが、相手のことがまったくわからなくて判断材料がない場合には、場の信頼性がデフォルト値となる。山岸俊男(北海道大学文学部行動システム科学講座教授)はこれを「一般的信頼(general trust)」と呼び、特定の相手についての情報にもとづく「情報依存的信頼(informatio

閲覧数1007 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/30 05:58
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2014年04月29日(火) 

たまに目茶苦茶仕事のできる人に出会ったりすることがある。他人が束になっても数日はかかりそうな難問を、数時間でいとも簡単に解決してしまうような人物だ。別に彼だけが一日72時間与えられているわけでもない。彼のタイピングの腕がここ数十年間世界一を誇っているわけでもない。仕事のことで頭が一杯かと言えば、どちらかというと雑学の方が豊富だったりする。仕事一筋なんてタイプではなく、人一倍付き合いがいい。それでいて仕事ができる、スーパーマンのような存在だ。

彼にあって他人に欠けているものがあるとすると、それは「人脈」だろう。彼が「何」を知ってい

閲覧数1395 カテゴリ読み物 コメント2 投稿日時2014/04/29 07:35
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2014年04月21日(月) 

「まちづくり」とは?
 21世紀は「まちづくりの時代」と言われる。もともと「まちづくり」という言葉は、都市計画、総合計画、地域整備計画などを、住民にとって身近なものにしたいと先進的自治体が使い始めたものだ。それまでの自治体は、中央省庁の統制の下で出先機関のような立場におかれ、住民のほうを向いていなかった。それを、住民の信頼を取り戻そうと、地域の自主性の強い事業や計画を行って、市民参加を求める場合にこの言葉を使うようになった。

 中央集権の画一的なタテ割りの施策や、個々の主体の利益ばかり重んずる活動の結果、個性のない都市ばかりが目

閲覧数830 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/21 08:04
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2014年04月06日(日) 
 見知らぬ人と会話をしている内に、偶然共通の友人や事象が見つかって「世間は狭いですね」と語り合うという経験は我々の日常生活でよく見られる。このように、我々が普段感じているよりも、社会のつながりは小さいのではないかというテーマを扱うのが「スモールワールド」現象 という仮説である。これをはじめて実証的に明らかにしようとしたのが、アメリカの社会心理学者スタンリー・ミルグラムで、有名な「6次の隔たり(Six Degrees of Separation)」という概念は、ミルグラムが1967年に発表した"The small world problem"という論文から発展している。この概念は、「6人の知人の連鎖を介

閲覧数779 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/06 06:50
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2014年04月05日(土) 
初期のキリスト教徒は、ユダヤとローマの双方から迫害される立場にあり、またイエスの教えは難解で、まさに歴史上の他の多くの宗教運動と同じように消えゆく運命にあった。そのキリスト教が、現在20億人近い信者をもつまでに拡大したのは、伝道者パウロの布教方法によるところが大きい。

パウロはもとは、キリスト教の拡大を食い止める使命を持って、地域社会を渡り歩き迫害を加える敬虔なユダヤ教徒だった。しかし、歴史的文書によれば、パウロは西暦34年にキリスト教に改宗し、以降はこの新興宗教の激烈な支持者となって、その後二千年間にわたり西洋社会でもっとも

閲覧数6961 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/05 07:56
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2014年04月04日(金) 
「150の法則」は、集団が拡大するときの危険性について、その変化が起こる閾値を主に経験則として提示しているものであるが、この問題を乗り越えてより大きな組織を運営しながら小さな集団のメリットを活かした事例がある。デラウェア州ニューアークに本社を置くゴア・アソシエイツは、年商10億ドルの株式未公開のハイテク企業。すでに大企業としての社会的地位を確立していながら、創業当初の小規模な企業形態を維持しようとしている。転職率は業界平均の1/3にとどまり、35年間連続黒字を続け、同業者がうらやむほど成長率や収益性の高い最新の生産ラインを持っ

閲覧数784 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/04 07:59
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2014年04月01日(火) 
身の回りの品や日用品が揃う地域の商店街は、徒歩や自転車で片道10分以内くらいの範囲を商圏として成立している。このような商店街は、住民ひとりにつきおおむね1平方メートル程度の床面積が必要であるといわれており、住宅地がある限り地域にはなくてはならない共存共栄の存在であった。中心商店街は、これら地域の商店街の特徴に加えて、耐久消費財や趣味品などという買い回り品を提供する地域商業の中心地だった。

大きく様相が変化したのは、大手スーパーマーケットが発展した1970年代のことである。大規模小売店(大型店)が中心市街地に進出を始め、地元商店

閲覧数745 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/04/01 08:46
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2014年03月31日(月) 
個性豊かな地域の文化を大切にしながら、地域開発グループなど住民による自発的な活動によって人の絆を強化しつつ、地域全体の元気を創出しているスウェーデンの事例に接すると、「金太郎飴」と表現されるように、固有の地域文化が希薄化して画一的地域社会の集合体として同質社会が形成されている日本の現状に憂鬱になる。日本から支えあいの地域共同体が姿を消しつつあるのは、決して日本国民が個人的に自立しているからではない。逆に、人間は自立するがゆえに連帯する。日本では個人が自立していなかったゆえにコミュニティが崩され、政府によって永年の中央集権体制が

閲覧数1723 カテゴリ読み物 コメント4 投稿日時2014/03/31 06:58
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2014年03月29日(土) 
 学校と地域が連携し、地元の商店街を教育の舞台として、高校生たちが社会デビューを目指す伊丹市立伊丹高校情報科1年生の「伊丹商店街活性化プロジェクト」は、まさに地域の潜在資源としての人的つながりを可視化しつつ、地域力(エンパワーメント)の向上を実現する、教育とまちづくりを融合させた画期的な取り組みである。地域力は、そのエリアに存在する個人の能力の総和ではない。その能力は隣人たちとのつながりの質によって、プラスにもマエナスにもなる。他者との紐帯(つながり)が良好であればあるほど、潜在しているパワーが指数的に増加し、全体力となる。

閲覧数1419 カテゴリ読み物 コメント2 投稿日時2014/03/29 09:06
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2014年03月28日(金) 
ネットワークという目に見えぬ「つながり」に魅せられた研究者が、組織論、経営学、社会学を超えて、統計物理、工学、医学などにつらなり、共同研究を開始しつつある。この10年間にネットワーク分析の分野に生じた最も大きな変化は、ネットワークが比喩的概念から、より厳密な意味での分析概念に変化したことである。90年代には、人々や組織の間に何らかのつながりや相互作用がありさえすれば、そこに信頼や連帯といった正の効果が生まれることを、期待なかばで想定した論調の文献が多々見られたが、隠喩(メタファー)でしかなかった「ネットワーク」が、数理社会学者

閲覧数670 カテゴリ読み物 コメント0 投稿日時2014/03/28 09:36
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