2016年02月23日(火) 
IBMの認知型テクノロジー「Watson」の日本語化サービスが正式にスタートし、「自然言語分類」「対話」「検索およびランク付け」「文書変換」「音声認識」「音声合成」という6つのAPIを公開した。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1602/1…ws060.html

これだけの機能を持つWatsonの応用分野は、想像できないくらい広い。ビジネスだけでなく人類のライフスタイル自体に、農業革命や産業革命のような大変革をもたらすに違いない。アルビン・トフラーが唱えた「情報革命」が、その最終段階に入ったかのように思える。

いかにも「バラ色の未来」が到来するような素晴らしい話題なのだが、飛躍的に生活が便利になることが、そのまま社会の幸福に直結するのかというと、そうでもないように思えてならない。すくなくとも、トフラーや梅棹忠夫らが見つめていた未来の姿はそこにはない。

ひとつは、ビジネスに人工知能を活用することによって、ひとにぎりの企業への偏重が起こるであろうこと。IBMの組んでいる某社のこれまでのビジネスモデルの構築法をみると、背筋が寒くなる思いがする。

また、利便性から知らず知らずの間に人工知能への依存度があがって、大衆に恣意的な誘導が行われて意志を操作されるということも危惧される。映画のターミネーターで、人間が機械と闘うストーリーがあったが、あのシーンが現実のことになりかねないと考えるのは、そんなに飛躍した思考でもないだろう。

人工知能の開発や活用は、ビジネスの視点だけで行われるものであってはならない。そこには、人類がこれまで積み上げてきた「倫理」や「哲学」がなくては、社会に幸福をもたらす技術にはなり得ないだろう。そう遠くない未来に訪れる出来事について、真摯に考えることが大切だ。

閲覧数1,216 カテゴリ日記 コメント5 投稿日時2016/02/23 05:00
公開範囲外部公開
コメント(5)
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  • 2016/02/23 08:45
    もう、SFの世界ですね(・。・;
    「一家に一台ロボットがいる」時代ももうすぐかもしれませんね(^O^)♪
    次項有
  • 2016/02/23 09:25
    > 川口晃太朗さん

    そのロボットが、みんな鉄腕アトムみたいに、正義と倫理を守ってくれるといいんですが...。
    次項有
  • 2016/02/23 14:35
    SF作家アイザック・アシモフが小説の中で唱えた「ロボット三原則」(人間への安全性、命令への服従、自己防衛)が守られることを祈ります(^O^)
    次項有
  • 2016/02/23 14:47
    > 川口晃太朗さん

    「ロボット三原則」は、ロボット同士がネットワーク化されていることは想定していませんでした。問題は、このロボットの思考を意図的に操作して、大衆を誘導することです。それが為政者や権力者によって行われないようにしなくては、とんでもないことになると思います。
    次項有
  • 2016/02/23 17:46
    > こたつねこさん
    確かに「ネットワーク化」されるという概念は当時の想定にはなかったですね。(・。・;
    映画「Iロボット」や「ターミネーター」に描かれる未来はイヤです(・。・;
    最初のターミネーターでは最後にはターミネーターは壊れてしまいますが、その残った部品(未来から来た技術)を使用し、後の「スカイネット」が生まれてしまうという裏の話があったそうです。
     刃物もダイナマイトも車も要は「使う人の心」によって便利にも凶器にもなってしまうんですね(・。・;
    次項有
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