2016年10月30日(日) 
「マーメード」の由来を説明していませんでした。
2014年10月、地域SNS「ひょこむ」の仲間たちが、第14回地域SNS全国フォーラムに参加するために宮古島の土を踏みました。この中には、コーラス隊というボランティアグループも含まれていて、彼女たちの希望もあって、民宿で三線体験をさせてもらい、その音色に魅入られてしまいました。おりしも、第9回なりやまあやぐまつりにも参加させてもらい、「ひょこむコーラス隊三線班」が誕生します。

それ以来、メンバーが隔週で勉強会を開き、オフ会のたびに徐々に磨かれていく三線の腕を疲労してきました。その後は毎年なりやまあやぐにあわせて城辺友利へ。昨年はアリエスさんが本選出場、今年はメイプルさんが予選に挑戦することになったのです。

午後の予選開始まで時間があるので、宮古島の東端にあたる「東平安名崎」を目指して景観ドライブをすることにしました。友利のロケーションは、島の南側の海岸線の真ん中あたり。東平安名崎まで車で30分強。宮古本島は、3時間あまりでぐるりと一周できます。

東平安名崎に向かう途中、美しい景勝地が続々あって、レンタカーを停めては記念写真。その美しさはとてもとても、カメラのレンズにおさめることはできません。感激連続の寄り道をしながら、のんびり1時間かけてドライブを楽しみました。

その中のひとつが「保良泉(ぼらがー)ビーチ」の景観です。ここは、観光客や家族連れに人気があります。ぼらがーと呼ばれる湧き水の近くの天然ビーチで、岬から続く断崖の下にあるので、ビーチへは急な坂を降ります。サンゴ礁や岩場の多い変化に富んだ地形の海岸でシュノーケルが楽しめて、熱帯魚が間近に見られるそうです。

売店、シャワー、トイレなどの設備も充実していて、天然の湧き水を利用したプールもあります。カヤックや体験ダイビングのツアーも人気ですが、最近ヒットしているのが「鍾乳洞ツアー」。入口が海に面しているので、潮が引いている時しかできませんが、宮古島の琉球石灰岩を長い時間をかけて溶かした神秘の空間には、きっと感激することと思います。

宮古島屈指の絶景を誇る景勝地・東平安名崎には、太平洋に突きだした岬の先端にある美しい灯台とあわせて、「マムヤ」という美女伝説が残されています。

昔、東平安名崎の近くの保良(ぼら)村に大変美しく機織りの上手なマムヤという娘がいました。マムヤは体からニフニリ(香草)の芳しい香りが立ち上っていたといいます。

彼女を妻にしたいという役人たちがたくさん求婚しましたが、マムヤは一向に首を縦に振りませんでした。しかしどんなに断っても男たちがひっきりなしに訪れるので、とうとうマムヤは姿を消してしまいました。

マムヤは岬の下の洞窟に身を潜めて、ひっそりと機織りを続けていました。しかし機を織る音を聞いた野城按司(あじ:按司とは豪族のこと)がマムヤを見つけてしまいました。按司とサンゴの石垣積みと芭蕉の糸を紡ぐ勝負をして負けたマムヤは、野城按司の妻となって暮らすことになりました。

けれども実はその按司には妻も子もいたのです。本妻の嫌がらせに耐え切れなくなったマムヤは、いったい自分と妻とどちらが大切なのかと按司に詰め寄りました。按司は「フスユスバイ(糞尿)の臭いがしても、子供のいる妻のほうだ」と答えました。マムヤは絶望のあまり東平安名崎の断崖絶壁から身を投げてしまいました。

マムヤの母親は美しさ故に苦しんだ娘のことを思い、村の娘がマムヤのような辛さを味わうことがないようにと神に祈りました。それ以後、保良村には美しい娘は全く生まれなくなったということです。

東平安名崎は、春になると一面テッポウユリが咲き乱れます。空や海の青と百合の白さのコントラストに胸を打たれます。絶景を「切なくなるほど美しい」などと書いたりしますが、マムヤの悲しい伝説は東平安名崎の風景に良く似合っていると思いました。

閲覧数490 カテゴリ日記 投稿日時2016/10/30 07:39
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