2017年11月06日(月) 
眼前に東シナ海の青い海を望む、高台に広がる丘陵地の中のパイナップル畑。
屋嘉太助さんの農地は、車がやっと分け入ることができる、沖縄本島最北部、やんばるの地にありました。

那覇で生まれ育ち、内地の大学で園芸や造園を学んだ太助さんは、国頭村役場に勤める奧さんと結婚。普段は建築関係の仕事をしながら、パイナップル畑を営んでいます。

パインの栽培はもともと、サトウキビと並ぶ沖縄の基幹農産物でしたが、収穫まで2年を要する生産効率の悪さ、フィリピン産の低価格パインの普及などで、20年前までは生産農家が激減していました。

ただ栽培や収穫、輸送に好都合という理由で、農薬・防腐剤・成長ホルモンなど「薬剤まみれ」の輸入パインではなく、完全無農薬有機栽培で安心安全な完熟沖縄パインを復興しようと、太助さんは孤軍奮闘頑張っています。

パインは熟すと果実の色が、「赤」から「緑」、そして「赤茶色」に変色します。パインは追熟しないので、内地の店頭に並んでいる輸入品は「緑」で収穫されたまま、完熟してはいません。たくさん食べると口の中に違和感が残るのはそのため。沖縄の完熟パインは「芯まで食べられる」甘くておいしい最高フルーツです。

パインの生育に適した「やんばるの赤土」は、もともと珊瑚礁が隆起してできたもので、土地はやせていてもミネラルが豊富で、おいしい作物を作るのに適しています。

周辺のパイン農家では、適度な農薬を散布して雑草の繁殖を防ぎ、化学肥料を入れて生長を促し、ホルモン剤を加えて収穫時期を調整する栽培方法を取っています。

しかし太助さんは、完全無農薬有機栽培にこだわって、刈り取った雑草と海洋深層水のミネラルだけで、自然のままにパインを栽培しています。

「安心安全な食品を食べたい」という消費者の希望に応えようとする太助さんの思いは、既存の生産者や仲介組織などに理解してもらいにくく、苦労して借入農地の確保をしているという矛盾した現状があります。

理想のパイン栽培を追求する太助さんの志しが、ひとりでも多くの理解者を増やし、このやんばるの丘の畑から、たくさんの消費者に届けられることを願ってやみません。

閲覧数186 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2017/11/06 14:46
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コメント(2)
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  • 2017/11/07 10:45
    ネギさん
    畑を見た時に草がボウボウで驚いたんじゃないですか?笑
    太助さんの志しに共感する方が増え、このすばらしいパインがたくさんの方の手元に届くよう、私も微力ながらお手伝いしていこうと思います!
    引き続き、応援よろしくお願いします☆
    次項有
  • 2017/11/07 10:54
    > ネギさん

    いやいや、事前に何度も写真で見ていたので、思ったよりも耕作地だな~と感じました。
    なにより、太助さんの志しと情熱に感化されました。
    こちらこそよろしくです♪
    実際に畑に伺いお話しを聞いて、これからはより説得力のある告知ができると思います。
    次項有
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