2018年01月05日(金) 

みなさん、こんにちは。

報告が遅くなってしまい、すみません。

12月に、東京で行われた土日集中セミナー「農と食で地域を元気に」の様子になります。
もし、よろしかったら、ご覧ください。

 

【講義①地域資源を生かし経済を生む田舎力が次々生まれている・金丸 弘美氏】

 ある1つの農産物を売ろうと思った時に、他の地域にも同じようなものはある。(米だけでも700品種以上)なので、どのように食べるのが最も合っているのかといったレシピの提案までが重要となってくる。

 また、さらに付加価値をつける方法として、環境調査(土壌調査)や食べ比べ調査、大学との連携(産学官連携)等があげられる。食において、重視されることとして、健康や美容がある。

 その食を伝える場として、農家民泊の場がある。この先進地はイタリアである。イタリアの農家民泊は個室タイプ&WiFi付きで、年間売り上げ1億円になる家もあるほど・・・これがうまくいっている理由としては、地域内連携がある。体験工房+宿泊施設+観光施設がお互いに連携し、お客さんの長期滞在に繋がり、利益を生み出している。

 国内の優良事例としては、長崎県大村市シュシュ(季節のジェラード)、練馬区農業塾(貸し農地)、北海道上士幌町村上農場(20品種以上のじゃがいも)、さいたまヨーロッパ野菜研究会(イタリアン・フランスレストラン向けの野菜栽培・卸し)、大分県竹田市Bed&Breakfast(泊まれる鍛冶屋さん)、福岡県宗像市道の駅「むなかた」(現場の卸し担当者が漁船に乗る)等が挙げられる。その他には、旬や地域性にこだわった食事を提供する直売所が法事会場や結婚式会場として活用されるようになった事例もあるとのことでした。

 

【講義②地域内連携によるハイブリッド6次産業化・松嶋 匡史氏】

 「地方の仕事は1人多役なんです。」と語る松嶋さん。現在では、ジャム屋さん以外に、周防大島町観光協会副会長や移住の受け入れ事業、キャリア教育推進会議委員等様々な役をなさっている。

 新婚旅行先のパリで出会ったジャム屋さん。そこで販売されていたジャムは、ブルーベリー+ミント+ラム酒やバナナ+イチゴ等、単品で作られているのではなく、いろんなものを掛け合わせて作られていたそうです。そのジャムの種類の多さに惹かれ、自身でもジャム屋さんを開業することに至ったそうです。

 ジャムの材料となる果物は、地元の農家さんと連携し、余った果物を買い取っていた。すると、農家さんが贈り物として、ジャムを購入して、あっという間に地域外へも広まっていった。そして、今では、ジャム専用で果樹栽培したり、見た目もオシャレなものをつくり、かき氷専用のジャム等まで手掛けるようになった。

 ジャムの種類は、年間180種類・15万本(2016年現在)の生産になった。新しいコラボとして、ジャム大福を作り、販売したが思っていたよりも売れ行きが伸び悩んだ。その時に、妻の実家であるお寺さんで茶菓子として提供しているうちに、あっという間に人気になった。

 松嶋さんの新たな取り組みとして、奥さんのお寺さんを通して空き家探し&空き家改修(移住の受け入れ事業)・中学生による模擬株式会社を設立し、住民から1株500円で出資してもらい、イベントで販売活動を行う授業(経営者の視点を考えるキャリア教育)等をされている。

 松嶋さんが考える地域活性化の重要な点として、「交流人口による発信(口コミ・共感とつながり)」が地方にとっては欠かせないとのことでした。

 

 

【講義③楽しんでいる人に人は集まる!・寺本 英仁氏】
 よく聞かれるお話の1つで、、、「地方には何もない!」と地方の人間はよく言う。しまいには勉強をしないと、あの農家さんみたいになるよ。とまで言う人もいる。地方には、地方にしかないものがいっぱいある。しかし、地方のものは在庫が少なすぎるために、東京への出荷は難しい。であれば、全国から来てもらうための戦略を考えるしかない。その戦略として、島根県邑南町では、「A級グルメ(町民が1つとなって、想いが込もっているグルメ)」というブランディングを行った。
 何か新しい事業を考える際に、以下の三つは欠かせない。(→事業成立)
 
この他に、S・N・Sをしっかり行うことが大切!
S:スピード感(早く連絡をとること。完璧なものを一度で出すのではなく、7割できたら、
 提出し、そこから、何度も訂正していくやり方。)
N:ネーミング(耕すシェフ・A級グルメ)
S:ストーリー性(地産地消・地方からシェフ研修)
 そして、邑南町では、地域おこし協力隊として、将来的に飲食店を開業したい人を募集し、3年間の研修を終えて、卒業後の出店の際には地方銀行から融資を受けられるような仕組みもあるとのことでした。例として、そばの実から製粉してつくる蕎麦屋さんは、金・土・日の3日間の営業で、月50~60万円の売り上げをあげている。改修費にかかった600万円は地域住民の出資によって成り立っており、お客さんもその出資者(地域住民)が多いそうです。小さな地域において、お店を毎日、開店する必要はなく、ちゃんと利益を出せる時に、出すことが重要。
 今は、政策金融公庫や銀行は、お金を貸したいところが多いので、何か事業を始める際には、融資に関する相談を行うのも方法の1つだということでした。

 

【鼎談:農と食による地域活性化】

・お客さんを地域に呼び込むには、地域全体を巻き込み、横の連携を生み出す。

・農産物の値段は、農家さん自身が設定するべき。

・地元メディア・大学・企業を巻き込む。

・参加型仕組みを取り入れ、自分ごととして捉えてもらうことが大切。

・有名なモノよりも知られていないモノを応援してあげることが大事。

・共感と繋がりが地域活性化には欠かせない。

・その土地で売る→ファンをつくる→オンリーワンの商品をつくる

・赤字を出してまで、東京で売る必要はない。→地元へ来てもらえばいい。→地元に来たお

 客さんがファンになる。→ファンが地元で売ってくれる。

・シェフと農家さんの会議開催。

・農産物+レシピはセットで営業。(農家さんは一番おいしい食べ方を知っている。)

・地域の人口構造の見える化。

・地元にお金が落ちる仕組みを考える。

・新規就農だけではなく、就職する場の提供。

・外部メディアの活用(地方紙→地方テレビ→雑誌→全国TV)

・6次産業化は1人ではできない。

 

 

※所感

地域にとって、農や食といった第一次産業は欠かせない。自分自身も、このような農や食の視点から、沖縄の地域づくりに関わっていきたいと、改めて思いました。


閲覧数1,640 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2018/01/05 15:35
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